スタッフブログ

☆☆☆接客~その1~☆☆☆

 

人から受けた良い気持ちはどんどんプラスに循環し

まわってまわって最終的には景気アップにまでつながるなー・・・

と実感した私のつぶやきです。

 

先々週の一ノ関、昨日の仙台で

とても親切な接客をうけてめちゃめちゃ感動しました。

やはり「接客」って直で伝わる分

感動は大きいし、素敵な仕事だな!と思ったので書きます。

 

出張で一ノ関に一泊した際、

帰りの新幹線までだいぶ時間があったので

前日にも訪れた、駅近の喫茶店に入りました。

元スナックみたいなお店で、元ママみたいな方が一人で経営されている店です。

スマホの充電が3%だったので、注文しがてら

(昨日も来てるしきっと承諾してくれるだろうという、甘い考えで)

「申し訳ないのですが、コンセント貸して頂けませんか?」と聞いたら

答えはまさかのNOでした。

最初は内心「・・・」と思いましたが

いや・・・いやいや!と、過去の自分の教訓を思い出したのです。

昔、カフェで店長をしていた頃のお話です。

開店前におば様3人組が

「コーヒーだけなんだけどダメ?」と聞いてきました。

その日は近くでイベントがあり、

そちらの観覧の為に朝から行列が出来ているのを知っていました。

ゆっくり腰掛けて温かいの飲みたいんだろうな・・・と思い

「コーヒーですね?まだ準備中なので掃除機の音とかうるさいかもしれませんが。

こんな状況でも宜しければ、内緒で!こっそり!どうぞ。」

と、気を利かせたつもりでした。

しかし、予想だにしない展開が待っていました。

そのおば様が

でッッッッッッかい声で

「入っていーって言ってらみゃーーーー!」と叫んだのです。

結果、そこにいたおじ様おば様の軍団が一挙にお店に押し寄せました。

あのお店の入口からあんなにドヤドヤ人が入るのを見たのは

後にも先にもあれっきりです。

40名程だったと思います。

一気に満席です。

お店は一杯ずつドリップするタイプのコーヒーでしたし、

スタッフは私以外に1人しかいません。

(開店前のシフトは経費的にも極力薄く配置してあります)

ざわめく店内からは

「やいや!おせーしの!」「ワイの方が早く注文したんだど!」「まだが!」

など怒号の嵐です。

厨房に入って来て「早ぐしろ!」と言った方もいました。

お会計の際「二度とこねーしてな!」と叩きつけるようにお金を置き

去って行かれた方もいました。

 

心が折れるとはあの事ですね。

凹むというより逆側に出っ張りました。

その日の晩は恐ろしい夢で飛び起きました。

しばらく引きずり、屍のように暮らしましたが

「接客とはなにか、親切とはなにか」

きっちり考えるいい機会にもなりました。

 

あんな結果になる事を予想すべきでした。

断るのも勇気でした。

親切が本当に親切かは最後までわかりません。

確かにお断りしていたら、あの3名のおば様には

「気の利かない店ね。もう二度と来ないわ。」と思われたかもしれません。

でも、あんなに多くの方にご迷惑をおかけする事もありませんでした。

イベントがあるのは知っていたので、開店後のシフトは厚くとってありましたが、

「開店時間を早める」という選択肢だってまたあったハズです。

やれる事、予想する事、本当の親切。

結局、店長である私の考えが足りなかったのです。

「特別に」とか「内緒で」みたいな扱いが間違いなく成功するとは限らないし

今の時代にはむしろNGなのかもしれません。

「特別に」したサービスがSNSで拡散したら大変です。

マニュアル通りの接客とかって「心が無い」とか「世知辛い」みたいに言われ勝ちですが

こういう事で、ルールもマニュアルも増えていくんだなと痛感しました。

すなわち「コンセント貸して下さい」と言った私は

「開店前だけど入っていいか」と言ったあのおば様と一緒な訳です。

ちゃんと「予想」したママには当然、お断りする権利があるのです。

うん。

いつまでも特別扱いが良いと思ってた昭和型の私より

よっぽど時代にマッチした接客をしているなと思い直したのでした。

「接客」・・・奥が深いです。

 

さて!前置きが長くなりましたが

ここからが私の伝えたかった真のストーリーの始まりです。

しかし、ちょっと長すぎる前置きに集中力も限界なので、続きはまた次回。

(o*。_。)oペコリ。

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